本を読む

最近は本を読むようにしている。

 

もともとそんなに読書家でもない上に、このところまったく読まなくなってしまっていて、いつか読もうと買って置いた本が机に積み上げられている状況だったのですが、さすがにまずいなと心を入れ替えて山を崩しにかかっています。

 

読み始めると面白いですね。読書というのは、集中し、頭を使い、思考を整理してくれるようです。

ジャンルはあちこちに散っているので、興味も散らかってしまってちょっとしんどいけども。

 

「昭和史」という本を読みました。

安保法制のゴタゴタをきっかけに、いっちょ戦前の日本がどうやって戦争に突入していったかというのをすこし勉強しようと思いまして。

この本はとっても面白いです。

ただとてもげんなりしますけど。

日本が戦争を始めるに至った経緯が、事の重大さの割にはなんとも間抜けで、腰砕けになります。

 

日本人のその辺りの頼りなさは変わっていないようにも思いますが、他方、現代では戦争はそうそう起こらないのではと思うほど、当時とは価値観が違います。

(もちろん、実際には世界ではまだまだ戦争はなくなってませんけども)

もし仮に日本が戦争に参加するようになるとしたら、どういう経緯をたどるんだろう・・・とぼんやり考えてしまいます。

 

戦争のことを知る、というと、敗戦直前の日本人の悲惨な境遇のことばかりがクローズアップされがちですが、昭和初頭の、戦争に突入する手前の日本の状況のことももっと見返してもいいと思います。

それは日本人にとってあまり思い出したくない過去でしょうが、同時に大事な教訓でしょうから。